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何の為に行ったのか。そう聞きたくなる話です。 入国ソースはこちら。拘束のソースはこちらです。 ちなみに記事がアップされた時間はそれぞれ、11月7日(月)15時26分と11月7日(月)15時55分です。 ほぼ三十分しか間が無い。素早い対処です。 ロイター通信によると、フジモリ氏はペルー・リマ市の事務所発で「二〇〇六年のペルー大統領の候補者として私を求める大切な人々の約束を果たすため、帰国のプロセスとして一時的にチリに滞在する」との声明を出した。チリ警察当局は、サンティアゴ市内のホテルで同氏の滞在を確認したが、「フジモリ氏は複数の容疑で国際手配されているが、チリでは法的効力は持たない」としている。「私を求める大切な人々」というのはどうにも・・・。 それならば逮捕されても国内に止まるべきだったのではないのかという気がします。 「国内にいると遠からず暗殺されます。」というのであればともかくとして。 なにしろ、 フジモリ氏は二〇〇〇年十一月、ブルネイでのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席後、日本に立ち寄り、辞任を表明。ペルー国会は辞表を受理しないまま職務放棄を理由に罷免した。検察当局は公金横領や「虐殺」への関与など計二十以上の犯罪容疑をかけて追及、日本政府にも身柄の引き渡しを求めている。という事ですから。これでは発言通りにフジモリ氏の発言を受け取る訳にはいかない。 「公金横領や虐殺への関与」が無くても、です。 「日本に立ち寄り、辞任を表明」というのは、幾らなんでも支持していた人達に対してあまりにも馬鹿にした話であるというしかない気がするのは俺だけでしょうか? ≪政府見解示さず 官房長官≫日本の対応もまずいですね。 フジモリ氏が悪くないと言うのであればその旨ちゃんと言うべきでしょう。 つまり、フジモリ氏がシロである事については、恐らく日本政府も自信が無いのでしょうね。 イラクのフセイン氏の裁判については、正直眉を顰める部分も俺にはありました。 フセイン氏が権力を獲得する過程においてはアメリカの関与があったからです。それを知らない事にして暫定政府の責任で断罪しようとする事には関心はしません。彼の罪は罪で追及するのは構いませんが、「独裁者だから」みたいな理由については、それを裁判にかけるのは間違っています。 でも、フジモリ氏に関しては、 「じっくり追求してくださいな」 という感じです。ペルー当局が公正に、厳正に、事の真相を追究してくれる事を望みますね。 それも難しいんだろうな、とは思う訳ですが。ああいう国ですから。
by water_dragon_ver3
| 2005-11-08 00:31
| 時事問題など
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